クラウドファクタリングとは?メリット・デメリットを含めて解説

クラウドファクタリングとは?メリット・デメリットを含めて解説

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3行でまとめると…

  • クラウドファクタリングはオンラインで完結&最短即日で資金調達できる##first
  • クラウドファクタリングの利用には審査が必要##second
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ファクタリングの中でも、特にクラウドファクタリングに興味をもっている人は多いのではないでしょうか。クラウドファクタリングなら、売上債権を有効活用して時間や手間をかけずスピーディに資金調達できます。

この記事では、クラウドファクタリングの概要に触れたうえで、メリット・デメリットやおすすめな企業の特徴などを解説します。

監修者 越智聖(税理士)

監修者

越智聖

税理士

松山市の税理士 越智聖税理士事務所、株式会社聖会計代表。経済産業省 認定経営革新等支援機関
“ヒトの為に動く”をモットーとした懇切丁寧な対応で、主に中国・四国全域の中小企業を中心に支援。業種としては不動産業、建設業、飲食業、宿泊業、保険業などを中心に、酪農業、漫画家といった珍しい業種のクライアントまで対応している。会計・税務はもちろんのこと、お客様のお悩み事を解決する総合的なコンサルティング、緻密な経営診断にもとづく経営コンサルティングなどを得意とし、一般的には7割が赤字企業といわれるなか、当事務所の顧問先の黒字率は6割を超えている。

目次

クラウドファクタリングとは

クラウドファクタリングとは

クラウドファクタリングとは、インターネット上で手続きを完結できるファクタリングのことです。ファクタリングの方法の1つとしてクラウドファクタリングを利用する人も増えています。ここでは、そもそも「クラウド」や「ファクタリング」とはどのようなものなのか解説します。

クラウドファクタリングとは

クラウドとは何か

クラウドとは、インターネットを経由して特定のデータにアクセスするサービスです。クラウドがあれば、自社でサーバーやストレージなどを用意しなくてもデータの保管・管理が行えます。

たとえば、バックオフィス業務で必要なファイルをクラウドで保管・管理する企業も多くなっています。勤怠や名刺などの管理にもクラウドを利用可能です。

ファクタリングとは何か

ファクタリングとは、売上債権をファクタリング会社が買い取るサービスです。売上債権はビジネスの取引で発生した債権であり、売掛金などを表しています。ファクタリングで売上債券を売却すれば、売掛金に相当する金額の資金をすぐに確保することが可能です。ただし、手数料がかかるため、実際には売掛金に相当する金額から手数料を差し引いた差額が支払われます。ファクタリングのメリットは、もともと定めている支払期日よりも早く売掛金を回収できる点です。

なお、「クラウドファクタリング」はインターネット上で利用できるファクタリングのことであり、OLTA株式会社が商標登録しています。

クラウドファクタリングは従来のファクタリングよりも気軽に利用できるため、今後さらに多くの企業が利用するようになるでしょう。クラウドファクタリングという言葉そのものも、一般的に広く認知されていく可能性が高いです。

クラウドファクタリングの利用方法を解説

クラウドファクタリングの利用方法を解説

クラウドファクタリングを利用するには、必要書類をすべてそろえたうえで決められた手順に沿って手続きを進める必要があります。具体的には、どのように利用するのでしょうか。ここでは、クラウドファクタリングの必要書類と利用の流れについて紹介します。

クラウドファクタリングの利用方法を解説

必要書類

クラウドファクタリングを利用する際に必要な書類は、以下のとおりです。

  • 請求書
  • 身分証明書
  • 通帳のコピー
  • 決算書

請求書は、ファクタリングの対象となる売上債権の取引内容を確認するために必要です。ファクタリング会社は、請求書に記載されている金額をもとに利用者へ支払いを行います。

身分証明書は、運転免許証やパスポートを提示しましょう。個人事業主なら本人、法人なら代表者の身分証明書を提示してください。

通帳のコピーの提出が求められる理由は、売掛先との過去の取引や利用者の財務状況を確認するためです。指定された期間の入出金明細が分かるようコピーをとりましょう。また、決算書も、ファクタリングの利用者の信用度を測る目的で使用されます。

必要書類はインターネット上にアップロードして提出します。ただし、クラウドファクタリングの必要書類は簡素化されている場合も多いです。

ファクタリング会社によっては必要書類がさらに絞られている場合もあるため、よく確認したうえで用意してください。

利用の流れ

クラウドファクタリングの場合も、基本的な流れは通常のファクタリングと同様です。申し込みや審査を終えれば、ファクタリング会社から支払いを受けられます。具体的な利用の流れをまとめると、以下のとおりです。

  1. 申し込み
  2. 必要書類の提出
  3. 審査
  4. ファクタリング会社からの振り込み
  5. ファクタリング会社への支払い

まずは利用したいクラウドファクタリング会社を選択し、申し込みの手続きをします。その上で、指定されている必要書類を提出しましょう。すでに触れたとおり、クラウドファクタリングの必要書類は簡素化されている可能性もあるため、何が求められているかよく確認してから提出してください。

提出した資料をもとに審査が行われます。審査で問題がないと判断されれば契約成立です。ファクタリングに関して疑問や不安がある場合は、契約前に質問して解決しておきましょう。

その後、ファクタリング会社から利用者に対し、売掛金に相当する金額から手数料が差し引かれた金額が振り込まれます。2者間ファクタリングなら、売掛先から売掛金を受け取るのはファクタリングの利用者です。よって、売掛金を回収したら、速やかにファクタリング会社へ送金する必要があります。

クラウドファクタリングを利用するメリットとは

クラウドファクタリングを利用するメリットとは

クラウドファクタリングを利用すると、さまざまなメリットがあります。たとえば、すぐに資金を確保できる点や手続きをオンラインで完結できる点などです。ここでは、クラウドファクタリングを利用するメリットについてくわしく説明します。

クラウドファクタリングを利用するメリットとは

最短即日でお金が振り込まれる

クラウドファクタリングは、手続きをしてから利用者の元へお金が振り込まれるまでの期間が短いです。インターネットでの書類提出により、ファクタリング会社がすぐに内容を確認して審査を行えるからです。クラウドファクタリングの場合、申し込みから最短即日で売上債権を現金化できます。一般的なファクタリングも比較的スピーディな資金調達が可能ですが、クラウドファクタリングならより早くまとまった資金を得られます。

オンラインでやり取りが完結する

クラウドファクタリングはやり取りのすべてをオンラインで済ませられます。相談や契約のためにファクタリング会社を訪問する必要はありません。インターネットにアクセスできるなら、いつでもどこでも手続きできます。他の業務が忙しい場合も、手間や時間をかけず資金を確保するための手続きを進められます

また、インターネットを活用するため、資料を送付するための郵送費やファクタリング会社を訪問するための交通費なども一切かかりません。経費の節約にもつながります。

手数料がお手頃

クラウドファクタリングは、一般的なファクタリングと比べて手数料が安いです。基本的にファクタリングの手数料は、売掛金の金額に応じて変化します。クラウドファクタリングと一般的なファクタリングの手数料の相場を比較すると、以下のとおりです。

  • クラウドファクタリング:2~9%
  • 一般的なファクタリング:10~20%

クラウドファクタリングの手数料が手頃に設定されているのは、さまざまな技術の活用により効率よくサービスを提供できるからです。やり取りをインターネットだけで完結させられるため、ファクタリング会社はオフィスでの応対や出張による対応をする必要がありません。また、審査にはAIの技術を活用し、少ない人員でもスムーズに業務を進められるようにしている場合もあります。

無駄な手数料をかけずにファクタリングを行うには、クラウドファクタリングがおすすめです。

クラウドファクタリングにおけるデメリットとは

クラウドファクタリングにおけるデメリットとは

クラウドファクタリングを利用する場合、デメリットになる部分もあります。具体的には、インターネットからでないと利用できない点や2者間ファクタリングにしか対応していない点などです。ここでは、クラウドファクタリングを利用するデメリットについてくわしく説明します。

クラウドファクタリングにおけるデメリットとは

インターネット以外の申し込みに対応していない

クラウドファクタリングはインターネットを窓口としており、インターネット以外からは申し込みができません。インターネットから申し込みをするには、書類をすべてデータで用意する必要があります。紙の書類をスキャンしたり、WordやExcelなどのファイルをPDF化したりする手間がかかります。書類のアップロード方法も、クラウドファクタリング会社によってそれぞれ異なるでしょう。

パソコンの操作が得意でないと、クラウドファクタリングの手続きをスムーズに進めにくいです。

2者間ファクタリングとなる

クラウドファクタリングで利用できるのは、2者間ファクタリングのみです。2者間ファクタリングとは、利用者とファクタリング会社のみで契約する方法です。これに対して利用者、ファクタリング会社、売掛先で契約する方法は、3者間ファクタリングとよばれています。

2者間ファクタリングは売掛先の承認を得なくても行えるため、手続きをスピーディに進められます。ただし、3者間ファクタリングと比較すると手数料が高めです。

十分なサポートを受けられない場合がある

クラウドファクタリングの場合、担当者がつかず十分なサポートを受けられない可能性もあります。インターネットやAI技術などを活用し、最小限の人員でサービスを運営しているケースも多いためです。

もちろん、優良なサービスであれば、疑問や不安について問い合わせると詳しい回答を得られるでしょう。しかし、1人の担当者に資金繰りをじっくり相談しながらファクタリングを利用したい場合は、クラウドファクタリングは向いていない可能性があります

また、ファクタリングを利用するのが初めてで不安がある場合も、クラウドファクタリングではなく一般的なファクタリングの利用を検討したほうがより安心できるでしょう。

クラウドファクタリングの利用をおすすめする企業の特徴

クラウドファクタリングの利用をおすすめする企業の特徴

クラウドファクタリングの利用が向いている企業は、メイン業務が忙しい企業やファクタリング会社への訪問が難しい企業などです。クラウドファクタリングは、なぜそのような企業におすすめなのでしょうか。ここでは、クラウドファクタリングの利用をおすすめする企業の特徴についてくわしく説明します。

クラウドファクタリングの利用をおすすめする企業の特徴

メイン業務で忙しい

メイン業務が忙しく、ファクタリングを利用するための手続きに時間をかけられない企業はクラウドファクタリングが向いています。一般的なファクタリングを利用する場合、細かい資料をいくつも用意しなければならないうえに、ファクタリング会社へ足を運ぶ必要もあります。

しかし、クラウドファクタリングについては、必要書類を簡素化している会社も多いです。また、インターネットを経由していつでもどこでも申し込みができるため、メイン業務が忙しくても空き時間を活用して手続きを進められます。たとえば出張中や在宅勤務中でもファクタリングの申し込みが可能です。

地方にいるためファクタリング会社を訪れることが難しい

通常、自社の所在地から遠いところにあるファクタリング会社と契約したい場合、相談や手続きのために訪問するのは一苦労です。書類の不備が発覚したときも、郵送で何度もやり取りする手間がかかります。

しかし、クラウドファクタリングなら、場所の制約を受けずに利用可能です。そもそもファクタリング会社を訪れる必要がなく、手続きはすべてオンラインで完結できます。地方の企業であっても、クラウドファクタリングなら幅広い選択肢の中から最適なファクタリング会社を選択できるでしょう。

コストを抑えたい

すでに触れたとおり、一般的なファクタリングと比較するとクラウドファクタリングの手数料は低く設定されています。たしかに、クラウドファクタリングは2者間ファクタリングであり、3者間ファクタリングよりは手数料が高い傾向があります。とはいえ、通常の2者間ファクタリングよりも安く利用できるため、お得に2者間ファクタリングのメリットを享受できるでしょう。

できるだけコストを抑えつつ、可能な限り早く資金を確保したい場合は、クラウドファクタリングが向いています

おすすめのクラウドファクタリングサービス5選

おすすめのクラウドファクタリングサービス5選

クラウドファクタリングを利用できる会社は複数存在します。ただし、それぞれ特徴が異なるため、状況に合わせて選びましょう。ここでは、おすすめのクラウドファクタリングサービスを5つ挙げ、それぞれの特徴を紹介します。

会社名取引の種類取引可能額手数料資金調達にかかる日数
OLTA2社間取引非公開2%〜9%最短24時間
ビートレーディング2社間取引、3社間取引、介護報酬債権ファクタリング、診療報酬債権ファクタリング下限上限なし2社間取引:4%〜12%、3社間取引:2%〜9%最短12時間
PAY TODAY2者間取引10万円~上限なし1%~9.5%最短30分
ペイトナーファクタリング2者間取引25万円~100万円10%最短10分
QuQuMo2社間取引上限なし1%〜14.8%最短2時間

OLTA

取引の種類2社間取引
取引可能額非公開
手数料2%〜9%
現金化までの日数最短24時間

OLTAは「クラウドファクタリング」を商標登録している企業です。書類がそろい次第審査を行い、1営業日以内に結果が出ます。契約すれば、最短即日で資金の確保が可能です。手数料には諸経費も含まれているため、それ以上の費用がかかる心配はありません。累計申込金額は1,000億円となっており、インターネットを活用したファクタリングによりたくさんの売上債権を買い取ってきた実績があると分かります。

サービスを利用するための手続きは、パソコンはもちろん、スマートフォンからでも行えます。

ビートレーディング

取引の種類2社間取引、3社間取引、介護報酬債権ファクタリング、診療報酬債権ファクタリング
取引可能額下限上限なし
手数料2社間取引:4%〜12%、3社間取引:2%〜9%
現金化までの日数最短12時間

ビートレーディングは、2者間ファクタリングと3者間ファクタリングの両方に対応しているファクタリング会社です。契約方法を複数用意しており、クラウドファクタリングにも対応しています。これまでの取引実績は4.6万社以上を誇り、月間契約数は800件程度です。

ビートレーディングなら、請求書と通帳のコピーがあれば審査を受けられます。書類の用意に時間をかけなくて済み、スムーズにファクタリングを利用できるでしょう。

PAY TODAY

取引の種類2者間取引
取引可能額10万円~上限なし
手数料1%~9.5%
資金調達にかかる日数最短30分

PAY TODAYは、業界最低水準の手数料でファクタリングに対応しています。特に、ベンチャー企業、スタートアップ、地方の中小企業、フリーランスなどの利用者が多いです。業種は、システム開発、広告、人材派遣、士業、建設など幅広くなっています。

公式サイトで審査に必要な情報を入力すると、すぐに簡易的な査定結果を確認できるようになっています。審査通過率や概算の査定金額なども確認できるため、クラウドファクタリングの利用を迷っている場合でも目安を気軽にチェックできるでしょう。

ペイトナーファクタリング

取引の種類2者間取引
取引可能額25万~100万円
手数料10%
資金調達にかかる日数最短10分

ペイトナーファクタリングは、フリーランスや個人事業主向けのクラウドファクタリングです。そのため、取引可能額は25~100万円と比較的少額になっています。初回に申請できる金額は25万円までですが、サービスを何度も使用していると次第に上限が拡大する仕組みです。

フリーランスや個人事業主は、少ない資金をやりくりして事業に取り組んでいる場合も多いでしょう。ペイトナーファクタリングを利用すれば、無理なく資金を捻出しやすくなります。取引先の支払いサイクルが長い場合も、収入の不安定感を軽減するために活用できます。

QuQuMo

取引の種類2社間取引
取引可能額上限なし
手数料1%〜14.8%
現金化までの日数最短2時間

QuQuMoは、低コストでスピーディなクラウドファクタリングサービスです。個人と法人のいずれであっても、売掛金さえ発生していれば誰でも利用できます。対応している金額の上限がなく、高額な場合も制限なく対応しています。手続きに必要な書類は通帳のコピーと請求書のみです。

資金調達までの時間は、最短2時間となっています。申込みに約10分、見積もりに約30分、契約や送金の手続きに約1時間との目安が示されています。

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請求書の支払いをクレジットカードで決済することにより、支払いを最長60日先延ばしすることができます。

例:期限が12月31日の支払いが200万円あるが、手元の現金では支払えそうにない…

  • 12月29日までに支払い.comで振込情報を登録。12月31日までに取引先へ振込が行われます。
  • この時点で200万円+手数料4%のカード決済が発生しますが、
  • ご利用のカードが毎月15日締め、翌月末日払いだとすると、カード利用金額が引き落とされるのは2月28日になります。
  • つまり、銀行振込の場合に比べ、口座から現金が減るのを約2ヶ月間先延ばしできたことになります。(12月31日→2月28日)

※ここでは休日・祝日は考えないものとします。

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資金繰り改善としてファクタリングがありますが、支払い.comとファクタリングは全く異なる仕組みのサービスです。

  • 支払い.com:支払いを遅らせる
  • ファクタリング:入金を早める

支払い.comとファクタリングの違いをまとめると、以下の通りです。

支払い.comファクタリング(例)
資金繰り改善の仕組み支払いを遅らせる入金を早める
手数料4%15%
利用可能額1万円〜上限なし50万円まで
審査審査なし審査あり
必要書類書類提出なし決算書など
カード利用可能不可能
取引先への通知なしあり(三者間の場合)
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