ファクタリングとは?法人におすすめの依頼先10選を紹介

ファクタリングとは?法人におすすめの依頼先10選を紹介

3行でまとめると…

  • 法人のファクタリング利用には事業拡大のメリットが期待できる##first
  • 取引金額が大きい請求書ほど審査に通りやすい傾向にある##second
  • 資金繰り改善ならまずは支払い.com 。手数料4%・審査なしで支払いを最長60日先延ばし!

    ##matome

「売掛金の回収が滞り経営を圧迫している」

「審査が厳しく資金調達が難しい」

このような悩みをお持ちの経営者の方もいるのではないでしょうか。このような状況下では、ファクタリングが有効です。売掛金を現金化することで、資金調達に悩むことなく経営に専念しましょう。

本記事では、ファクタリング利用のメリットと審査内容を解説します。業者選びのポイントも紹介するので、ぜひファクタリングを上手に使って資金繰りに役立ててください。

監修者 越智聖(税理士)

監修者

越智聖

税理士

松山市の税理士 越智聖税理士事務所、株式会社聖会計代表。経済産業省 認定経営革新等支援機関
“ヒトの為に動く”をモットーとした懇切丁寧な対応で、主に中国・四国全域の中小企業を中心に支援。業種としては不動産業、建設業、飲食業、宿泊業、保険業などを中心に、酪農業、漫画家といった珍しい業種のクライアントまで対応している。会計・税務はもちろんのこと、お客様のお悩み事を解決する総合的なコンサルティング、緻密な経営診断にもとづく経営コンサルティングなどを得意とし、一般的には7割が赤字企業といわれるなか、当事務所の顧問先の黒字率は6割を超えている。

目次

ファクタリングとは

ファクタリングとは、売掛金(まだ支払われていない請求書)をファクタリング業者に売却して現金化する金融サービスです。この売掛金のことを「売掛債権」といいます。ファクタリング業者は「売掛債権」を額面から手数料を差し引いて買い取ってくれる仕組みです。

金券ショップに使わない商品券を持っていくと、額面から手数料を引かれた残りを現金で受け取れますが、それと同じだと思ってよいでしょう。

ファクタリングとは

ファクタリングの仕組みを解説

ファクタリング業者は、まだ支払われていない請求書(売掛債権)を現金で買い取ってくれる金融サービスですが、代表的なものとして2種類の仕組みが存在します。どちらも名前は似ていますが、混同しやすいので注意が必要です。

買取型ファクタリング

ひとつは「買取型ファクタリング」と呼ばれるもので、一般的に利用されているファクタリングです。売掛債権をファクタリング業者に買い取ってもらうことで、支払期日より前に手数料を差し引いた現金をすぐに手にすることができます。

保証型ファクタリング

もうひとつは「保証型ファクタリング」と呼ばれるもので「売掛先による代金の支払いを保証してくれる」サービスです。たとえば、取引先の支払いが2ヶ月後だった場合、もし2ヶ月後にその取引先が倒産などで支払いができなかったら売掛金の回収ができません。そのような場合でも、あらかじめ設定した保証額までの現金を受け取ることができる仕組みです。

ファクタリングにおける取引の種類とは

一般的にファクタリングと言えば「買取型ファクタリング」を指すため、ここからは買取型ファクタリングの種類について解説します。ファクタリングには「2者間ファクタリング」と「3者間ファクタリング」の2つがあり、それぞれ特徴が異なるため注意が必要です。

2社間ファクタリング

2社間ファクタリングとは、申し込み企業とファクタリング会社の2社で取引するファクタリングです。つまり、取引先の承諾は不要なので、請求書さえあれば即日現金化できます。

一方で手数料が高めに設定されているのが特徴です。

メリット取引先の承諾が不要なので即日現金化が可能取引先にファクタリングを利用することがバレない
デメリット支払いが行われた時点でファクタリング会社へ入金する必要がある手数料が10%〜30%と高め

3社間ファクタリング

3社間ファクタリングとは、申し込み企業・ファクタリング会社・取引先の3社で取引する方法です。こちらは2社間ファクタリングと異なり、取引先の承諾が必要です。もし、取引先が承諾しなければ利用することはできません。

メリット取引先が、直接ファクタリング会社へ請求金額を支払うため、ファクタリング会社から入金された時点で取引完了となる。もし、取引先が支払わなかったとしても申し込み企業に影響はない。手数料が1%〜9%
デメリット取引先の承諾が必要なため、即日現金化は難しい事がある。取引先にファクタリングの利用がわかるため、不安に思われる可能性がある。取引先の承諾が得られなければ、利用できない。

ファクタリング業者には3つの種類がある

ファクタリング会社には大きく以下の3つに分けられます。

  • 独立系ファクタリング会社
  • ノンバンク系ファクタリング会社
  • 銀行系ファクタリング会社

それぞれの特徴を簡単に解説します。

タイプ特徴
独立系10万円程度の少額契約から対応可能現金化までのスピードが早い対応が柔軟で自由度が高い
ノンバンク系2社間ファクタリングが利用できないことが多い請求書以外の債権にも対応たとえば、建設債権、薬剤報酬債権、介護報酬債権など)手数料が低め
銀行系高額債権にも対応(1億円以上でも可)手数料が低め2社間ファクタリングは利用できない銀行が母体なので審査が厳しい手続きや契約に時間がかかる(2週間程度)

それぞれの特徴をふまえて、買取金額や入金スピードなど、状況によって使い分けてもよいでしょう。

ファクタリングと融資の違いとは

ファクタリングは銀行からお金を借りるような資金調達方法ではありません。すでに入金されることが決まっている売掛金を買い取る仕組みのため、自社の経営状況ではなく売掛先の信用力が審査対象です。

つまり、自社の経営状態や財務状況に不安があっても申し込みできる点が銀行の融資と大きく異なります。金額についても、売上金以上の現金を得ることはできません。

一方で、融資は資金を借りるため利用者側の審査が行われ、一般的に融資されるまでに1ヶ月程度かかることも少なくありません。その分、審査次第では高額融資を受けられます。もちろん利息分を上乗せして返済が必要です。

ファクタリングを利用するメリットとは

急な支払いが必要なときや、予定外の出費で資金が足らないときなどは、ファクタリングサービスは有効です。ファクタリングを利用する代表的なメリットを紹介します。

ファクタリングを利用するメリットとは

スピーディに資金を調達できる

銀行融資とは異なり審査に時間がかからないため、すぐに現金化できるのはとても魅力です。即現金化できれば経営状態の安定化につながります。銀行融資だと、審査から融資がおりるまで1か月程度かかることも少なくありません。しかし、ファクタリングなら即日現金化も可能です。

決算が赤字でも利用できる可能性がある

ファクタリングは融資と異なり、自社の経営状況は審査に影響しません。そのため、債務超過などの問題があったとしても利用が可能です。審査では申し込み企業ではなく、売掛先の信用力が重視されます。ただし、売掛先の経営状態によっては現金化できない可能性がある点に注意が必要です。

未回収リスクを回避できる

請求書を発行していても、支払い期日に売掛先が支払い困難になった場合は未回収になる可能性もあります。このような状況になれば1円も入金されません。しかしファクタリングなら、現金化した時点で取引は完了なので未回収リスクを気にする必要はありません

現金化する際に手数料が引かれるため、額面よりも金額は少なくなりますが、未払いになるリスクを考えると有効な手段と言えます。

キャッシュフローの改善につながる

ファクタリングの魅力は、すぐにキャッシュフローが改善できるところです。経営状態が厳しく、融資を申し込んでもなかなか審査が通らず悩んでいる企業にとって強い味方になってくれます。また、ファクタリング業者に経営相談ができる場合もあるので、資金繰りに悩む法人にもおすすめの手法です。

信用情報に影響を及ぼさない

銀行などの融資を利用すると借金となるため、決算書に負債として記載が必要です。しかし、ファクタリングは売掛金の現金化のため、決算書に悪影響を及ぼすことなく資金繰りが改善できます。つまり、自社の信用情報に傷がつきません。「負債が増えて融資が受けられない」という事態を避けられるのは、ファクタリングの大きなメリットです。

事業を発展しやすい

ファクタリングは、未回収の売掛金を現金化する方法です。企業は売掛金をファクタリング会社に売却することで、即座に現金を受け取れます。これにより、資金不足を解消し、迅速に新たな投資や事業拡大に取り組むことができるのは大きなメリットです。

多額の資金融資を受ければ、毎月の返済が膨らみますが、ファクタリングでは売上金を先に回収するだけなので、返済の心配がないため事業に専念できます

ファクタリングを利用するデメリットとは

ファクタリングの利用はメリットばかりではありません。デメリットをしっかり理解した上で有効利用する事が大切です。以下に、ファクタリング利用のデメリットを2点解説します。

ファクタリングを利用するデメリットとは

手数料が高めに設定されている

ファクタリングの利用には手数料がかかります。

手数料の一般的な相場は以下の通りです。

  • 2社間ファクタリング:請求書額面の10%~30%
  • 3社間ファクタリング:請求書額面の1%~9%

一方、銀行で融資を受けた場合は、条件によって幅がありますが、おおよそ0.9%〜15%となっています。融資に比べて借りやすいメリットがある分、手数料は高めに設定されているのが特徴です。

売掛債権の金額以上の資金を調達できない

ファクタリングは、あくまでも売掛債権の買取なので、売掛金以上の調達はできません。たとえば、取引先への請求金額が1,000万であれば、そこから手数料が惹かれた金額だけが現金として入金されます。融資のように、話し合いで金額が決まるわけではないため、さらに多くの金額が必要なら別の手段を検討しましょう。

ファクタリング会社の選び方とは

ファクタリングを利用するにあたっては、業者選びが重要です。資金繰りを改善するために利用したのに、かえってキャッシュフローが悪くなったという状況になっては本末転倒です。ここからは、業者選びのポイントを解説します。

ファクタリング会社の選び方とは

取引可能額を確認する

ファクタリングを利用する際に重視しなければならないのは取引可能額です。取引額の上限はファクタリング業者によって異なります。そのため、利用する場合は、いくら必要なのかを念頭に置いて、希望する額面の取引が可能な業者を選びましょう。

特に、少額ファクタリングに特化している業者では「上限1,000万円まで」などと設定されていることも少なくありません。中には「1億円まで可能」や「上限なし」といったところもあるので、事前に調べた上での利用をおすすめします。

手数料で判断する

業者によってファクタリング手数料は異なります。一般的な相場に対して、あまりにも安すぎたり、高すぎたりする場合は悪徳業者の可能性もあるので注意しましょう。したがって、複数の業者から見積もりをとって比較することはとても重要です。

一般的な手数料は先ほど紹介した通り、下記を目安にしてください。

  • 2者間:10%〜30%
  • 3者間:1%〜9%

資金調達が完了するまでの日数で選ぶ

ファクタリングを利用するメリットのひとつは現金化のスピードです。現金化に1ヶ月以上もかかってしまっては利用する意味がありません。利用する場合は、資金調達までのスピードが早い業者を選びましょう。即日対応が可能なファクタリング業者も多く存在し、最短30分で現金化してくれるところもあるので、手数料などを比較して安い業者で申し込みましょう

信頼性の高さで選ぶ

業者を選ぶ際には、信頼できるところを選ばないと「説明内容と契約内容が違っていた」や「入金がすぐにされなかった」などのトラブルになる恐れがあります。したがって、ホームページで口コミや評価を確認しましょう。

口コミは、実際にそのサービスを利用した人の声や評価が書き込まれているため、会社の信頼性を確認するための情報源のひとつです。確認する際は複数の口コミサイトやレビューサイトを見ましょう。複数の意見を参照することで客観的な視点から判断できます。

償還請求権の有無を確認する

ファクタリングは売掛金を買い取ってもらった時点で取引完了となります。そのため、仮に売掛先が支払いできなかったとしても、申し込み企業に支払い義務は発生しないことは解説した通りです。

しかし、なかにはそのような事態が発生した際は、償還請求権を定めている業者もあります。「償還請求権」とは、取引先から売掛金が支払われなかった場合、売掛債権を買い戻さなければならないことで「リコース」と呼ばれることもあるので覚えておきましょう。

つまり、償還請求権ありの契約だった場合、ファクタリング会社から手数料を上乗せして請求されることになります。このような業者は、貸金業者として登録せずに事業を行っている可能性もあるので、契約内容は必ず確認しましょう。

契約方法で選ぶ

ファクタリングには大きく分けて「2社間ファクタリング」と「3社間ファクタリング」の2つがあることを解説しました。どちらも「売掛金をファクタリング業者が買い取って、現金化してくれるサービス」という点は変わりません。

しかし、現金化のスピードや手数料の違いがあるため、どちらの契約方法が自社にとって望ましいのかを慎重に考える必要があります。再度、2社間と3社間の違いについておさらいしておきましょう。

契約内容現金化のスピード手数料の安さ取引先の承諾
2社間取引早い高い不要
3社間取引遅い低い必要

法人におすすめのファクタリング会社10選

ファクタリング業者は多く存在しているため、どれを選べばよいかわからない方もいるでしょう。ここからは、法人におすすめのファクタリング会社を10社厳選してご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

会社名取引の種類取引可能額手数料資金調達にかかる日数
OLTA2社間取引非公開2%〜9%最短24時間
ビートレーディング2社間取引、3社間取引、介護報酬債権ファクタリング、診療報酬債権ファクタリング下限上限なし2社間取引:4%〜12%、3社間取引:2%〜9%最短12時間
ベストファクター2社間取引、3社間取引30万円〜2%〜20%最短24時間
アクセルファクター2社間取引、3社間取引30万円〜1億円2%〜10%(1,000万円以上の取引は要相談)最短即日
ジャパンマネジメント2社間取引、3社間取引20万円〜5,000万円2社間取引:10%〜20%、3社間取引:3%〜10%最短即日
トップ・マネジメント2社間取引、3社間取引上限3億円2社間取引:3.5%〜12.5%、3社間取引:3.5%〜12.5%最短即日
クイックマネジメント2社間取引上限5,000万円5%〜20%最短30分
GMO BtoB 早払い2社間取引100万円〜1億円注文書買取:2%〜12.5%、請求書買取:1%〜10%最短2営業日
QuQuMo2社間取引上限なし1%〜14.8%最短2時間
PMG2社間取引、3社間取引最大2億円非公開最短即日

OLTA

取引の種類2社間取引
取引可能額非公開
手数料2%〜9%
現金化までの日数最短24時間

OLTAは完全オンラインで完結するため、手数料が低めなことが特徴です。来店の必要がないため、全国どこからでも申し込みが可能で、手数料をなるべく抑えたいという法人におすすめできます。

ビートレーディング

取引の種類2社間取引3社間取引介護報酬債権ファクタリング診療報酬債権ファクタリング
取引可能額下限上限なし
手数料2社間取引:4%〜12%3社間取引:2%〜9%
現金化までの日数最短12時間

ビートレーディングは、早ければ2時間で資金調達が可能な業者で、幅広い売掛債権に対応しているのが特徴です。上限もないため、多額の資金が必要な法人にとって利用しやすくなっています。

ベストファクター

取引の種類2社間取引3社間取引
取引可能額30万円〜
手数料2%〜20%
現金化までの日数最短24時間

ベストファクターは30万円から利用可能なので、小規模企業に向いています。来店不要のオンライン完結型のため、忙しい合間に手続きができるため利用しやすいのが特徴です。

アクセルファクター

取引の種類2社間取引3社間取引
取引可能額30万円〜1億円
手数料2%〜10%(1,000万円以上の取引は要相談)
現金化までの日数最短即日

アクセルファクターは建築業界や運送業界に強い業者で、工事の遅延による請求書未発行の売掛金にも対応してくれるのが特徴です。特に、建設業などは支払いが2ヶ月後などということも少なくないため、建設業界の法人におすすめできます。

ジャパンマネジメント

取引の種類2社間取引3社間取引
取引可能額20万円〜5,000万円
手数料2社間取引:10%〜20%3社間取引:3%〜10%
現金化までの日数最短即日

ジャパンマネジメントでは、法人はもちろん個人事業主にも対応してくれます。来店する必要がなく、担当者が訪問してくれるため忙しい法人にとっては利用しやすいのが特徴です。

トップ・マネジメント

取引の種類2社間取引3社間取引
取引可能額上限3億円
手数料2社間取引:3.5%〜12.5%3社間取引:3.5%〜12.5%
現金化までの日数最短即日

トップマネジメントは取引可能金額が3億円までと高額で、フリーランスでも対応が可能です。買取実績も45,000件以上の信頼と実績があるため、ファクタリングが初めての法人でも安心して契約できます。

クイックマネジメント

取引の種類2社間取引
取引可能額上限5,000万円
手数料5%〜20%
現金化までの日数最短30分

クイックマネジメントはとにかくスピードが早いのが特徴です。FAXやメールでも対応が可能で、来店の必要はありません。

他のファクタリング業者で審査に落ちたケースでも相談可能なため、他で審査に通らなかった法人にとってメリットがあります。

GMO BtoB 早払い

取引の種類2社間取引
取引可能額100万円〜1億円
手数料注文書買取:2%〜12.5%請求書買取:1%〜10%
現金化までの日数最短2営業日

GMO BtoB 早払いは請求書の発行前でも、注文書があれば現金化できるのが特徴です。業種や規模を問わず利用できるので、案件をすぐに現金化したいという法人にぴったりでしょう。

QuQuMo

取引の種類2社間取引
取引可能額上限なし
手数料1%〜14.8%
現金化までの日数最短2時間

QuQuMoは来店不要で、完全オンラインで完結できます。最短2時間で上限なく利用できるので、金額が大きい請求書をすぐに現金化したい法人にとって使いやすくなっているのが特徴です。

PMG

取引の種類2社間取引3社間取引
取引可能額最大2億円
手数料非公開
現金化までの日数最短即日

PMGは年間契約数も6,000件を超えるほど実績も豊富で、経営相談にも乗ってくれるファクタリング業者です。資金繰りを行うだけでなく、経営相談にも乗って欲しいという法人はぴったりだと言えるでしょう。

ファクタリング会社の審査で法人側がチェックされるポイントとは

ファクタリングの審査は売掛先の信用力が重視されますが、利用する企業側にもチェックされる項目があります。不備があれば申し込んでもサービスが受けられなくなるので、利用する際に審査される事項をここでおさえておきましょう。

ファクタリング会社の審査で法人側がチェックされるポイントとは

法人の設立時期

ファクタリング業者によっては、法人設立から1年未満だと審査に通過できない可能性があるので注意が必要です。設立から日が浅くてもファクタリングに応じてくれる業者もあるため、対応してくれる業者を探しましょう。もしも、設立から間もないうちに利用したい場合は事前の確認をおすすめします。

売掛先の信用度

ファクタリングを利用できるかどうかを判断する際に最も重要視される項目です。売掛先の財務諸表などから判断するわけではありませんが、リサーチ会社などの信用情報をもとに調査が行われます。きちんと支払いができるだけの社会的信用力があれば問題ありませんが、信用力に欠けると判断された場合には、ファクタリングを受けられない可能性があるので注意しておきましょう。

売掛債権の有無

ファクタリングで現金化しようとしている請求書は、業務が終了していることが条件です。つまり、すでに売掛先への業務が完了し、入金を待つだけの状態になっていなければなりません。たとえば、すでにファクタリングで現金化するために譲渡している請求書で、別のファクタリング業者に申し込みを行うことは二重譲渡となります。

このような行為は詐欺にあたるため、少しでもあやしいと思われれば審査に通らないので、注意が必要です。審査に通過するためにも、未完了の請求書を選ばないようにしましょう。

売掛債権の支払期日

現金化しようとしている売掛金の支払い期限が短いほど、審査が取りやすくなる傾向です。

ファクタリング業者は、まだ回収されていない売掛金に対して「支払われるだろう」という予測のもとに売掛金を買い取ります。支払いまでの期限が長すぎると、その間に売掛先の状況が変わり、場合によっては回収できない可能性もあるでしょう。そのため、支払期日が短いほど安全性が高いと判断されるというわけです。

ファクタリングの種類別に利用の流れを解説

ファクタリングには2種類があることを解説しましたが、ここで利用する流れを解説します。2者間と3者間で、少し異なるので確認しておきましょう。

ファクタリングの種類別に利用の流れを解説

2社間ファクタリングを利用する流れ

2者間ファクタリングを利用する際の流れは以下の通りです。

  1. 取引が完了し売掛金が発生する
  2. ファクタリング業者と契約する(登記簿謄本・印鑑証明・身分証明書が必要)
  3. 審査後ファクタリング業者から売掛金の額面から手数料を引いた金額が入金される
  4. 支払い期日に売掛金が入金されたら、そのままファクタリング業者に支払う

3社間ファクタリングを利用する流れ

3者間ファクタリングを利用する際の流れは以下の通りです。

  1. 取引が完了し売掛金が発生する
  2. ファクタリング業者に利用申し込みを行う
  3. ファクタリング会社が売掛先に同意を得る
  4. ファクタリング業者と契約する(登記簿謄本・印鑑証明・身分証明書が必要)
  5. 支払い期日に売掛先からファクタリング業者に入金される

法人がファクタリングを利用する際の注意点とは

急な支払いが必要なときや、予定外の出費で資金が足らないときなどは、ファクタリングサービスは有効です。しかし、注意すべき点もあるので利用にあたって参考にしてください。

法人がファクタリングを利用する際の注意点とは

利用前に複数社で相見積もりをとる

ファクタリング業者によってサービス内容が異なるため、利用する際は複数の業者から見積もりをとることをおすすめします。比較すべき項目は次の点です。

  • 調達可能金額の上限
  • 着金されるまでの時間(即日現金化が可能か)
  • 契約の種別(2者間・3者間)
  • 手数料

「2者間だと思っていたが、申し込み時になって3者間しか契約ができなかった」などにならないよう、事前に複数の業者を比較してから決めましょう。

手数料で資金繰りが悪化しないように気を付ける

業者によってファクタリング手数料は異なります。手数料が高いとその分コストも発生するので、できるだけ手数料は抑えることが重要です。ファクタリングを利用したがためにかえって資金繰りが悪くなるという事態になりかねません。

しかし、一般的な相場に対してあまりにも安すぎたり、高すぎたりする場合は悪徳業者の可能性もあります。したがって、複数の業者から見積もりをとって比較することはとても重要です。

貸金業登録を受けていない業者が、ファクタリングを装って貸付けを行っている事案が確認されているため、金融庁からも注意喚起がなされています。

参考:金融庁「ファクタリングの利用に関する注意喚起」

第三者にファクタリングの利用が知られるケースもある

ファクタリングでは、利用する企業が取引先の売掛金(売掛債権)をファクタリング業社に譲渡することで、現金を得られます。つまり、取引先が代金を支払うのは請求された企業ではなく、ファクタリング業者です。

しかし、その約束が3者で交わされていたとしても、第3者はその事実を知ることができません。そのため、誰もが閲覧できるようにするため、法務局で「債権譲渡登記」を行う必要があります。登記を行う目的は二重譲渡を防ぐことや、のちにトラブルになったときの証拠として立証するためです。この登記は、法務局にわざわざ閲覧しに行かなければ見れません。

可能性は低くなりますが、取引先が調べないとは限らないため、調べられればファクタリングを利用した事実が知られるので注意が必要です。

審査に通過するコツを把握しておく

ファクタリングは売掛金の請求書があれば利用できますが、審査に通りやすい請求書とそうでないものがあります。コツを理解しておくことで審査に通りやすくなるでしょう。コツは以下の3つです。

  • 売掛金の支払い期日が迫っている請求書を選ぶ
  • 長く取引している取引先の請求書を選ぶ
  • 取引金額が大きい請求書を選ぶ

ファクタリング業者は、自社に入金がある前に請求書の金額を立て替える形になります。そのため、少しでも支払いまでの期日が短い方がリスクは少なくなるので安全です。また、長く取引をしている取引先であれば、新規で取引を開始した企業に比べると信頼度も高くなります

請求書の額面しか現金化できないため、できるだけ請求額が大きい物を選ぶことがコツです。

まとめ

ファクタリングはすぐに資金調達ができるサービスとして注目されています。融資とは異なり「自社の経営状況に左右されない」や「未回収リスクがない」など多くのメリットがあるため、利用しない手はありません。ぜひ、審査通過のコツや業者選びのポイントを踏まえて、資金繰りの改善に役立ててください。

ファクタリングはすぐにキャッシュフローを改善するための有効な手段です。利用にあたっての注意点として、手数料の安さや現金化のスピードも大切ですが、信頼できるファクタリング会社選びが重要になります。

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請求書の支払いをクレジットカードで決済することにより、支払いを最長60日先延ばしすることができます。

例:期限が12月31日の支払いが200万円あるが、手元の現金では支払えそうにない…

  • 12月29日までに支払い.comで振込情報を登録。12月31日までに取引先へ振込が行われます。
  • この時点で200万円+手数料4%のカード決済が発生しますが、
  • ご利用のカードが毎月15日締め、翌月末日払いだとすると、カード利用金額が引き落とされるのは2月28日になります。
  • つまり、銀行振込の場合に比べ、口座から現金が減るのを約2ヶ月間先延ばしできたことになります。(12月31日→2月28日)

※ここでは休日・祝日は考えないものとします。

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資金繰り改善としてファクタリングがありますが、支払い.comとファクタリングは全く異なる仕組みのサービスです。

  • 支払い.com:支払いを遅らせる
  • ファクタリング:入金を早める

支払い.comとファクタリングの違いをまとめると、以下の通りです。

支払い.comファクタリング(例)
資金繰り改善の仕組み支払いを遅らせる入金を早める
手数料4%15%
利用可能額1万円〜上限なし50万円まで
審査審査なし審査あり
必要書類書類提出なし決算書など
カード利用可能不可能
取引先への通知なしあり(三者間の場合)
支払い.comとファクタリングの比較表

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